冬の花々とイマクエン

小学校の2年だったか、四季の花を調べてきなさいという宿題が出た。

春は桜、夏はひまわり、秋はコスモスなどと思いついたが、冬が分からな
い。家には『植物図鑑』はなく、インターネットもなおさらあるはずもなく、
父母に訊いても「さあね~」。

そのうち、父だったか母だったか、「冬は雑草」、となった。訳も分からない
まま、ノートに「ざっそう」と書いた。
こんなつまらないことは、今でも覚えている。



ストック 別名アラセイトウ

北原白秋「東京景物詩」に「あらせいとう」という詩がありましたね~。
 人知れず袖に涙のかかるとき、
 かかるとき、
 つひぞ見馴れぬよその子が
 あらせいとうのたねを取る。




モネのお姉さん アネモネ


同じころ、学校で法定伝染病について勉強した。
家に帰ってきて、ノートを見ながら復習、母に
「『いまくえん』ってどういう病気?」
と訊いたが、
「イマクエン?知らないわね~」
という返事。
「でも、今日習ったよ」
と母にノートを見せたら、そこには、2行にわたって、ひらがなで、
「りゅうこうせいのうせきず
いまくえん」
とあった。